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「RENT」とAnthony Rappが大好きでAnthonyの著書名から名前を付けた「without you」という赤いブログの管理人でもあります。 without you ◆Anthony Rapp 関連リンク ・AnthonyのMySpace ・著書 「Without You: A Memoir of Love, Loss, and the Musical Rent」 ・CD 1stアルバム 「Look Around」 Anthony自身が著書を朗読している CD(8枚組) 「Without You: A Memoir of Love, Loss, And the Musical Rent」 ・雑誌 月刊 Songs (ソングス) 2010年 05月号 [雑誌] *Anthony Rappのインタビューが掲載されました。 "without you"についても語っています。 Anthony Rapp's "Without You"応援ブログは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加しています。 ◆相互リンク ・ニューヨーク一人旅 DREAMING NY(柚子さん) ・ぐらのにっき(ぐらさん) 検索
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2010年 09月 21日
9/27からのNYMF公演、10/16からのソウル公演を前に、「without you」がどんな作品なのか予習したいという方向けに、参考になりそうな情報をまとめてみました。
英語が得意な方と、「Without You: A Memoir of Love, Loss, and the Musical Rent」をすでにお読みになって内容をわかっている方は、ある程度(か、それ以上)理解できるのではないかと思われます。 現時点で私自身もまだこの作品を観ていませんので、ショーの中で語られていると言われる、原作の中から「RENT」やJonathan Larsonに関わる部分と、Anthonyとお母さんとのエピソードの部分を紹介することで、ご参考にしていただけたらと思っています。 ネタバレしても構わないから、どんな内容か知っておきたいという方のみ、続きへお進みください。 原作となる「Without You: A Memoir of Love, Loss, and the Musical Rent」は必ずしも時系列に語られてはいませんが、作品の流れにそって紹介します。ここで紹介する内容は書かれていることの本当にごく一部なので、興味を持ってくださったら是非原作を読んでください。 *** 「Without You: A Memoir of Love, Loss, and the Musical Rent」より。(RENTとAnthonyの母の部分のみのあらすじ。)*** 1994年、Anthony Rappがオフ・ブロードウェイの前のStudio Productionの「RENT」のオーディションに向かうところから物語ははじまる。友人の葬儀があり、遅刻確実であわてるAnthony。遅れてしまったがそれでもオーディションを受けることができた。歌ったのはR.E.M.の「Losing My Religion」。演出家のMichael Greifとは面識があったが、鉛筆をくわえていた若い男性、「RENT」の作者であるJonathan Larsonとははじめて会った。JonathanはAnthonyが出演した「Dazed and Confused」(邦題:バッド・チューニング)のファンだった。Anthonyはオーディションに受かり、スターバックスのバイトをやめた。 「RENT」はイーストビレッジの若者を描いたロックオペラでAnthonyが演じるのは映像作家のマーク。他に他にドラッグクイーンや麻薬中毒でHIVポジティブのSMダンサーやロックミュージシャンなどが登場。RENTの稽古はまず「Seasons of Love」始まる。(その他の曲も紹介されているがここでは省略。オフ版を制作する時に歌詞が変わったり、削除された曲もある。)。SP版RENTは大成功をおさめた。 Anthonyの母は13人兄弟の長女(一番上)で弟や妹の面倒をよくみた。Anthonyは姉のAnne、兄のAdam、そして母が自分の一番したの妹の子どもをRachelを引き取って育てている。両親はAnthonyが2歳の時に離婚。シカゴ郊外、イリノイ州ジョリエットに住み、看護師をしていた。 1994年のクリスマス、田舎暮らしが好きな母のために母の兄弟がウィスコンシン州のログハウスに母を招待してくれた。Anthonyもあとから駆けつけた。その2年前の12月、母は深夜に腹部のひどい痛みを感じて近所に住むAnneに電話。腎臓にできた腫瘍が破裂して大出血を起こしたのだ。救急車で病院に運ばれ、家族も駆けつけたが、その後母は回復。3ヶ月ごとに検査を受けている状態だった。母は色んなものに名前を付けるがその腫瘍を「Wild Bill」と名付けた。そんなことがあって、兄弟が母を誘ってくれたのだ。 1995年2月、母に新たな腫瘍(ガン)が見つかり手術したがとりきれず、抗がん剤や放射線治療をすることになる。母は「孫の顔がみれなかった」と嘆く。Anthonyは「きっとみれるよ」と励ますが内心無理だと思っていた。 1995年12月にオフ・ブロードウェイ版のRENTの稽古がはじまる前日、Jonathanが毎年やっているPeasant's Feastと称する持ち寄りパーティーにRENTのキャストやスタッフを招待してくれた。そこではじめて新しいロジャー役のAdam Pascalを紹介された。「社交的で、短いブロンドヘア、緑色のシャツに中世風の編み上げの襟、デニムのオーバーオールの、まるでロビンフッドのMerrie Manのようなこの男が、もと薬物中毒のロックスター?」というのがAdamの第一印象。Jonathanは、翌日から「RENT」の稽古がはじまることを喜び、自分たちの人生やAIDSで亡くなった仲間のことを描いていきたいと挨拶した。 稽古が始まり、Adamの「One Song Glory」を聞いてこれならロジャーにぴったりと納得。ある時は、稽古にFriends In DeedのCy O'Nealをゲストスピーカーに招いた。JonathanがLife Supportのシーンの参考にしたAIDSなどの患者や家族を支援している団体。Anthonyは母のガンのこともあり関心を持って質問した。Cyは夫を亡くした体験をふまえ、「全ては起こるべくして起こったこと、そう思えない時期もあったが、そこを乗り越えて今はそう思える。」と語った。 稽古が進む中、Jonathanが倒れてしまった。診断の結果は風邪と食中毒。最終ドレスリハーサルには復活した。そして明日がいよいよプレビュー公演初日。AnthonyはJonathanに一言お礼を言いたかったが、ニューヨークタイムズの取材が来ていたので、邪魔をしないようにそのまま帰宅。 翌朝(1996年1月25日)、Jonathanが亡くなったと知らされた。関係者はシアターに集まり、対応を協議。その結果、家族や関係者向けに歌だけを披露することになった。悲しみをこらえながら歌っていたが、第一幕の最後の部分でAnthonyがテーブルに飛び乗って踊りだし、それにみんなも合流。第二幕は衣装は着けないが通常通り演技することになった。Jonathanへの思いを込めて演じきった。ショーが終わっても誰も立ち上がろうとせず、会場は静まり返っていたが、誰かの「Thank you Jonathan Larson.」という声でみんな立ち上がった。 Jonathanのお葬式の10日後、1996年2月13日にオフ・ブロードウェイでRENTが開幕。大人気となった。4月29日にはブロードウェイにあがり、その初日には母や叔母たちが観にきてくれた。 10月には姉に子どもが生まれ、母は孫を抱くことができた。その時、Anthonyは当時のボーイフレンドのことを母に話した。これまでAnthonyのセクシュアリティ(彼はバイセクシュアル)について母はなかなか理解してくれなかったが、闘病中の母を見舞う間に色んな話ができた。 1997年5月初め、母を見舞ったAnthonyはこのまま死んでしまうのではと思い、日程を延長して母に付き添ったが、いつまで待てばいいのかわからない。結局ニューヨークに戻る。「愛してるよ、ママ。」「私もよ。」「またすぐ来るからね。大丈夫?」「大丈夫よ。」その一週間半後の5月22日に母が亡くなった。眠るように亡くなったという。
by himika1224
| 2010-09-21 00:42
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